一口に青汁といっても、最近では様々なタイプの青汁が発売されていますよね!
青汁なのに、フルーツの味がして美味しいものや、お茶と同じような感覚で飲めるもの、などなど…。形状も、粉末タイプで水に溶かすものの他に、寒天状のものもあれば、あらかじめジュース状で売られているタイプのものもあります。
さらに、効能に関しても、ダイエットのサポートを主目的としたものや、お通じの改善に特に効果を発揮するものなど…その種類は、実に多岐に渡っています。
そんな中でも、特に「栄養」があることにこだわって、青汁を選びたい!という場合は、商品のどういった点に注目して青汁を選べばよいのでしょうか?
栄養価が高い青汁に含まれている野菜TOP3とは?
その1「ケール」
栄養価の高い青汁によく含まれている、代表的な野菜と言えば「ケール」です。ケールは「野菜の王様」と言われているほど、栄養を豊富に含んでいることで知られています。
ケールは「アブラナ科」の植物で、形状はキャベツにそっくりなのですが、丸い球体をしておらず、牡丹のように葉っぱが広がっており、どちらかというと、花に近いような見た目をしています。元々は地中海近辺原産の野菜なのですが、今では日本中で四季を通して栽培されています。
ただ、日本人にとっては、あまり馴染みのない野菜かも知れませんね。青汁の主原料ということでは名が通っているのですが、スーパーの野菜コーナーなどで普通に売られているのを見たことがある…という人はあまりいないはずです。
味がマズイ
それもそのはず、ケールはキャベツと違い、味が非常にマズイことで知られているんです…。独特の苦味と青臭さがあるので、家庭で調理するのには向かないんですよ!青汁にマズイというイメージが定着してしまった理由も、ケールの味のせいであるといってほぼ間違いないでしょう。
栄養価は凄い!
しかし、栄養価は最初にも述べた通り、野菜の中では圧倒的です。一般的な緑黄色野菜と比較をしても、ビタミン類が豊富に含まれており、他にも、葉緑素やカルシウムや食物繊維などが、ケールを食べるだけでたっぷり摂取できてしまうんですよ!
その2「明日葉」
明日葉も、ケールに続いて青汁の主原料として用いられることの多い、栄養価の高い野菜です。「夕べに芽を葉を摘んでも、明日には芽を出している」ということから、その名がついたという明日葉は、生命力が強いことで知られています。成長が早いだけあって、栄養もたっぷり含まれているというわけですね。
明日葉は「セリ科」の植物で、八丈島や伊豆諸島など、日本の中でも温暖な方の地域で主に栽培されています。食物繊維の他、ミネラルや、ビタミンB1、B2などを含んでいるんですよ。
クセのある味
味に多少のクセはありますが、ケールほどではありません。そのため、八丈島の人々は、明日葉をお茶っ葉代わりにして、昔から健康のために愛飲してきたようです。
カルコン
また、明日葉の茎の中には「カルコン」という、黄色味を帯びたネバネバが含まれているのですが、これは「黄金のポリフェノール」と呼ばれるほど、高い機能性を誇る成分なんです。脂肪燃焼を高める作用や、血糖値を下げる作用などがあり、メタボを食い止める栄養素として、今、注目を集めているんですよ!
その3「大麦若葉」
大麦若葉を主原料に用いている青汁も最近では増えてきています。
大麦若葉は「イネ科」の植物で、大麦が成長しきる前の、若葉の状態(草丈が20cm〜30cmの頃)を指します。食物繊維、ビタミン、ミネラルだけでなく、実は糖質やたんぱく質や脂質などの三大栄養素も含んでいるため、食糧危機を救う食材であるとも言われているんですよ!
さらには、抗酸化や解毒作用を持つクロロフィルという成分や、活性酸素の除去を行う酵素、ポリフェノールなども含んでいるため、栄養補給の他、美容やダイエット、体質改善のためにもオススメの食材なんですよ!
味がスッキリして飲みやすい
ケールや明日葉と比べると、味がスッキリしていて、お茶に近い感覚で飲むできるので、飲みにくい青汁に抵抗がある人は、大麦若葉がメインの青汁をチョイスするとよいでしょう。
不味いケールが最強説!?
以上、栄養価の高い青汁に含まれている野菜、3トップについてお伝えしました。明日葉や大麦若葉が、ケールに劣るのかというと、決してそんなことはないのですが、やはり「マズイ」だけのことはあり、本気で栄養を摂取したいなら、ケールに勝るものはない…!というのが、今のところ定説となっているようです。
栄養価が高い上に甘くて美味しかったら、ケールばかりが売れてしまい、その他の野菜は生き残れなくなってしまいますからね…、世の中とはうまくできているものです。
というわけで、栄養を気にして青汁を購入するときは、主原料をチェックし、まず「ケール」の成分が豊富に含まれているかどうかを気にしてみるとよいでしょう。続いて、明日葉や大麦若葉が使用されているかどうかを確認すれば良いと思います。
飲みやすさ重視なら「桑の葉」や「クマザサ」
ちなみに、この他にも、栄養価の高い食材である「桑の葉」や「クマザサ」などが、青汁の新しい主原料として、頭角を現してきていますので、飲みやすさを重視する方はこちらが原材料になっている青汁を選んだ方が良いでしょう。
飲みやすい青汁は栄養価が低い!?
最近では、スッキリとした味わいの青汁や、フルーティーな味の青汁、甘くて抹茶オレのような雰囲気の青汁などが続々と登場していますが、「美味しい」青汁は、やはり「まずい」青汁に比べると、栄養価が低かったりするのでしょうか?
美味しいと言われている青汁の原材料の項目をよく調べてみると、人工甘味料が使われている場合があるので、ここに注目してみてください。
それも、原材料の中で甘味料がトップに記載されている=「実は成分のほとんどが糖質」という青汁もあるので、気をつけてくださいね!
基本的に原材料の欄は、入っている重量が多い順に記載するよう、食品表示法で決まっています。
いくら、何十品目もの野菜の栄養や酵素がたっぷり入っている…ということを謳っていても、実際には、その成分はちょっとずつしか入っておらず、結局は半分以上が糖質の成分ばかり占めている…なんてこともあるんですよ!
まとめ
以上、こちらでは、栄養価の高い青汁を選ぶポイントについてお伝えしました。
ダントツの栄養含有量を誇るケールが主成分として使用されているかどうか、また味を良くするために、人口甘味料が大量に加えられていないか、などをチェックすると良いでしょう。