青汁の中でも、主流タイプのものといえば、スティック状で包装されている、粉末タイプの青汁ですよね。
この粉末タイプの青汁って、水に溶いて飲むというやり方が一般的ですが、実はアレンジ次第で、牛乳割りにしたり、豆乳割りにしたり、様々な味を楽しむことができるって気づいていましたか?
そんな中で、ふと浮かぶ疑問が、青汁って「お湯」で割って飲んでもいいの?ということではないかと思います。
青汁の粉末って、緑茶や抹茶などのパウダーと似ていますから、ここにお湯を注げば、お茶のような感覚で飲むこともできそうって思いますよね?
たとえば、普段からお茶を飲む習慣がある人の場合、このお茶の葉を、1回分だけ青汁に変えるというような方法は、とても賢明な青汁の飲み方であるとも言えます。
ただ、気になるのは、お湯を注ぐと青汁の味がどう変わるのか、ということ…、そして肝心の栄養価が壊れたりはしないのか?ということでしょう。
こちらの記事では、青汁をお湯で割って飲むということの是非について、詳しく分析していきたいと思います。
青汁をお湯で割るとどうなるの?
味の変化について
青汁の粉末をお湯で溶かして飲む場合、水で割って飲むのと比べて、味はどう変わるのでしょうか?より美味しくなるのでしょうか、それとも逆にまずくなるのでしょうか?
青汁には様々な種類があり、主原料として使われている野菜も、それぞれ違うため、結論から言うと、お湯で割って飲むのには、向いている青汁と、向いていない青汁があります。
たとえば、大麦若葉や桑の葉といったような素材が主成分となっている青汁は、もともと風味がお茶に近いため、お湯で割って飲むと、本当に抹茶や緑茶や煎茶を飲んでいるかのような感覚で楽しめます。
こういった青汁に、さらにミルクをプラスすると、ホットの抹茶オレのような、和スイーツっぽいドリンクが楽しめます
。
ただし、もともとが青臭かったり、苦かったりするような、いかにも野菜の味がする、クセのある青汁の場合は、お湯を注いでしまうと、さらにその匂いなどが強調されてしまうことがあります。
あとは、個人の好みによって、好き嫌いが分かれてくる…といったところでしょう。
栄養の変化について
青汁に含まれている成分の中には、「熱に弱い」という性質を持つものがあります。たとえば、各種「酵素」類や、「ビタミンC」などがそれにあたります。
このことに関しては、ネット上での見解をチェックしていると、お湯を注いでも全く問題ないという説と、お湯を注ぐとやはり栄養素が壊れてしまうという説とに、分かれているようですね。
本当のところが知りたければ、各メーカーに直接電話やメールで問い合わせるのが確実ですが、一般的な解釈をまとめると、次のようになります。
製造工程において、加熱処理が行われている青汁であれば、お湯を注いで飲んだとしても、内容はあまり変わらないと思っていていいようです。
ただし、フリーズドライや、低温乾燥など、特殊な技術を用いて製造されている青汁に関しては、飲む直前まで、温度に関しては慎重であった方がいいでしょう。
せっかく特殊な製法で、デリケートな栄養素を生きたまま届けてくれているのに、それを飲む直前で破壊してしまうようでは、もったいないですからね!
バリエーションの1つとして楽しむのがオススメ
栄養素が壊れてしまうのかどうか、実のところよくわからない…という、ハッキリしない不安を抱えたまま、お湯を注いでしまうと、その青汁を飲む時、ちょっとモヤモヤした気持ちになりそうですよね?
ただ、だからといって、潔癖に「絶対、お湯を注ぐものか!」と決めてしまうのも、それはそれで、逆にちょっともったいないように思いませんか?
たとえば、1週間のうちに1回くらいとか、あるいは2〜3日に1回とか。どこかのタイミングでバリエーションの1つとして、青汁のお湯割りを飲む、というようなことは、栄養素の問題に関わらず、あったっていいでしょう。
お湯で割って飲むと、水割りの時とは違う、ほっこり感が得られますし、身体を芯から温めることもできます。
それに、気分転換もできて、飽きずに青汁生活を長く継続していくことが、より一層可能となるでしょう。
このように、お湯で割って飲むと、それなりに大きいメリットだって得られますので、栄養素が壊れてしまうかもしれない…という不安があったとしても、それくらいは妥協ができるのではないでしょうか?
お湯で割って飲む時の注意点はある?
お湯…といっても、その温度の幅は広いですよね?できるだけ栄養素を壊さないように…と思うと、40度〜50度くらいの、優しい温度のお湯を注ぎたくなることでしょうが、人間がお茶を美味しく飲める温度は80度前後である、とも言われています。
中途半端にぬるいお湯を注いで飲もうとすることで、かえって、ホットの青汁に対して「まずい!」という印象を持ってしまうくらいなら、一番美味しく飲める温度にこだわる、という考え方も、それはそれで大事です。
また、当たり前のことですが、熱湯を注ぐ時は、ヤケドに気をつけてくださいね。熱過ぎる青汁ができてしまった時は、冷めるまで待つか、水を注いで、温度を調整しましょう。
まとめ
青汁をお湯で割って飲むことのメリット・デメリット等についてお伝えさせてもらいました。
お湯で割って飲むのに、適した味の青汁と、そうでない青汁がある、ということがお分かり頂けたことでしょう。お湯割りの青汁を積極的に飲みたいと思う人は、ホットでも美味しく飲めそうな味の青汁を選ぶようにしてみてください。
栄養素については、壊れてしまうという説と、全く問題ない、という説があるようですが、特殊な製法を用いて、デリケートに製造されている青汁の場合は、お湯で割って飲むのは、できるだけ控えた方がいいかもしれませんね。
ただ、熱に弱い栄養素は、青汁に含まれている成分の中の一部です。お湯で割って、ホットで飲むことのメリットの方が大きい場合もありますので、時々バリエーションの1つとして、楽しみながらお湯割りを飲むというのは、大いにアリだと思いますよ!