現代に生きる日本人は、便秘を起こしてしまいがちです。特に女性には、便秘でお悩み…という人が非常に多いのではないでしょうか?
便秘の症状をそのままにしておくと、老廃物がいつまで経っても排泄されないことで腸内環境が悪化し、様々な病気を引き起こす元となってしまいます。
また、汚いものがいつまでも体内に存在しているということになりますから、体臭や口臭がキツくなってしまう…という問題なんかも発生してくるんですよ!
できることなら、毎日のお通じはスッキリと、快便な生活を送りたいものですが、そんな時には、青汁を飲むのが効果的です。
こちらでは、青汁を飲むことが便秘が解消され、快便が促進されるメカニズムや、実際に快便に効果のある具体的な成分などについてご紹介していきます。
便秘はなぜ起きる?
何日経っても便が排泄されない…「便秘」というものは、そもそもどうして引き起こされてしまうのでしょうか?
その理由の1つは、水分不足です。体内の水分が不足してしまうと、便をちょうどよい硬さにすることができず、適切に排泄にされづらくなる…という問題が起きてしまいます。
あるいは、運動不足でも便秘は起こります。
便を作ったり、作った便を出したりするためには腹筋力などがいるわけですが、こういった筋力が全体的に落ちてきてしまうと、スムーズな排便が行われず、次第に便秘になっていってしまうというわけです。
そのほか、副交感神経が過度に興奮している状態だと、便秘は引き起こされてしまうなどとも言われているんですよ。
ただ、日本人が便秘を起こしてしまう主な原因と言えば、それはやはり、野菜不足でしょう。では、どうして野菜不足だと、便秘は起きてしまうのでしょうか?
野菜不足で便秘が起きるのはなぜ?
野菜には、「食物繊維」というものが含まれているのですが、これが不足してしまうと、排便がスムーズに行われなくなってしまうんです。
食物繊維は、自らの本体に、便など不要な老廃物を吸着させることができるという特性を持っており、一緒に身体の外へ連れて出ていってくれます。
また、食物繊維の中でも、水溶性食物繊維というものは、水に溶けると膨張し、腸壁を刺激してくれます。この刺激によって、腸の運動が促され、それによって便が出しやすくなるというメカニズムも解明されています。
食物繊維は、つい最近まで、食べ物のカスとしか認識されておらず、身体にとって有益なものであるとは見なされていませんでした。
栄養価の無い、カスであっても、老廃物を一緒に出してくれるデトックス効果あるということについて、その仕組みが明らかになってきたのは、近年、研究が進むようになってきてからなんですね。
今では、食物繊維という単語はテレビCMなどでも頻繁に耳にするようになりましたし、スーパーの栄養食品コーナーなどでも、この単語を本当によく見かけますよね!
腸内環境を整えれば快便が期待できる
最近、よく「腸内フローラ」という言葉を耳にしませんか?「善玉菌」「悪玉菌」という言葉も、昔からよく聞く単語であると思われます。
腸内フローラとは、腸内に住む、善玉菌、悪玉菌達が群生している様を指す言葉です。
実際の見た目はおそらくかなりグロテスクなのでしょうが、フローラと名付けることで、なんだかお花畑のような明るくて美しい光景がイメージできますし、菌というよりも、妖精や小悪魔達…というような気がしてきて、大切にしてあげようという愛着が湧きますよね!
便秘を解消し、快便を促したいという人は、この腸内フローラをベストな状態に保とうと意識するようにしましょう。
先ほどご説明した、食物繊維を摂取する以外の方法としては、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を直接摂取するという方法があげられます。
乳酸菌、ビフィズス菌といえば、乳製品に含まれているイメージが強いかもしれませんが、実は青汁の中にも、乳酸菌やビフィズス菌が一緒に配合されているタイプのものは、かなり多く販売されているんですよ。
乳酸菌もビフィズス菌も、とてもデリケートな存在で、そのほとんどは摂取してもすぐに胃酸で死滅してしまうなどと言われています。
せっかく口から摂取したとしても、本来活躍して欲しい腸内へ、生きたまま届く乳酸菌達は、ごくわずかなんですよ!
乳酸菌やビフィズス菌が生き残る可能性を上げていくためには、一緒にオリゴ糖を摂取するという方法が効果的です。
オリゴ糖は、乳酸菌やビフィズス菌が増殖するために必要な「エサ」なんですよ!これがあれば乳酸菌達が元気になれるので、一緒に摂取しない手はありません。
よく、ヨーグルトだけだと酸っぱいので、オリゴ糖を混ぜて甘くしたりなんかしますが、あれは味を良くするという目的だけでなく、乳酸菌達の生存率を上げるという意味においても、非常に理にかなった行為であったというわけなのです。
便秘には早めの対策を…!
便秘は、日常生活においてよく耳にする症状なので「誰でもなってる」「よくあること」「たかが便秘」というように、我々はついついあなどってしまいがちです。
しかし、便秘を放っておくと、大変な病気を引き起こしてしまう可能性がありますので、症状が気になりだしたら、早めに対処することが肝心です。
また、日頃から便秘を起こさないよう、青汁を飲み、予防をしておくこともとても大切です。
便秘が悪化すると、大腸ポリープ、大腸がん、腸閉塞などの病気を起こしてしまう危険性があります。
もし、便秘が治らず、しかも血便が出たりするということであれば、早めに病院へ生き、専門の先生に診察してもらうようにしてくださいね!
まとめ
以上、こちらの記事では、青汁に含まれている成分が、便秘を解消し、快便を促すメカニズム等について、ご紹介してきました。
人間の腸はとても繊細にできているので、善玉菌を増やそうとし過ぎると、それはそれでよくない状態になってしまいます。
ベストなバランスというものが決まっているので、それより善玉菌が多くても、少なくてもいけないというのは、なんとも難しいことですが…アナタのお花畑に住む善玉菌と悪玉菌が、ちょうどよいバランスで、仲良く過ごせるようになるといいですね!