青汁って、日々の野菜不足を補えるだけでなく、毎日しっかり飲めば、血糖値を下げることができたり、コレステロール値を下げることができたり、ダイエットに成功できたり、美肌を目指すことができたり…、様々ないいことが起きる、と言われていますよね!
それだけ身体にとっていい飲み物である、ということは、飲めば飲むほど、さらに健康に、さらに美しくなれると思ってしまいがちですが、そんなことはありません。
こちらでは、青汁を飲む量に関することについて、お役に立ちそうな情報をお届けしていきます。
青汁は1日に何杯飲むのが適量?
健康のために飲む青汁は、1日に何杯飲んでもいい…というわけではありません。
各青汁の販売元である公式サイトをチェックしてみると、ほぼ全ての開発元が「青汁は適量を守って飲むようにしてください」と記述しています。
それでは、適量というのは、どれくらいなのでしょうか?
青汁の種類によっても違ってきますし、個人の体質によっても変わってくるので、多少誤差はあるかもしれませんが、基本的には、1日に1杯〜3杯を飲むというのが、青汁の適量であるといえます。
ただ、30包入りの青汁を、1ヶ月分として販売しているメーカーが多いところをみると、青汁は基本的に1日あたり1杯を飲めば、それで充分とされているようですね。
1日に1杯しか飲めないとなると、逆に、青汁にハマってすぐの頃には、物足りなさを感じるかもしれません。
ハマり出した最初の頃って、少しでも効果を出したくて、つい、もう1杯…、さらにもう1杯…、と手を出してしまいそうになりませんか?
青汁は、医薬品というわけではないので、1日に1杯を飲もうが、2杯を飲もうが、3杯を飲もうが…、基本的には自由ですし、そこまで大きく体調に変化をきたすということは、おそらくありません。
しかし、その限度を超えて飲み過ぎてしまうと、時には体調を崩してしまう可能性も出てきます。
青汁を飲む量が過多になるとどうなる?
下痢や腹痛が起きる
青汁を飲み過ぎてしまうことで、よく起きてしまうと言われている症状は、下痢や腹痛などです。
青汁には、腸内環境を整え、排便を促す作用があるのですが、これが過剰になってしまうと、いわゆるお腹をくだしたような状態に陥ってしまうんです。
また、冷たい青汁を飲み過ぎることで、胃腸を冷やしてしまうのもよくありません。
冷たい水分を大量に摂取してしまうと、胃や腸や、その周辺の臓器が冷えてしまうことになり、これにより、腹痛などの症状が引き起こされてしまうというわけです。
青汁には、熱に弱い成分も含まれているので、ホットで飲むよりは、基本的に、冷たい水や牛乳で割って飲む方が良いとされています。
しかし、冷た過ぎる青汁を飲んだり、過剰に青汁を飲んだりするのは、危険ですので、夏場などは特に気をつけるようにしましょう。
ビタミン過多になる
青汁には大抵、どんなものにも、ビタミンが豊富に含まれているのですが、このビタミンの中には、過剰に摂取してはいけないものが存在します。
水溶性のビタミン(ビタミンC、ビタミンB群) であれば、たとえ飲み過ぎてしまったとしても、身体が勝手に余計な分を尿として排泄しようとしてくれるので問題はありません。
しかし、脂溶性のビタミンは、水に溶けず、脂の方に溶け込むので、体内にどんどんと蓄積されていってしまうんですよ!
この、ビタミンが過多になってしまうと、様々な副作用が起きると言われています。
たとえば、食欲減退や、筋力低下、吐き気、嘔吐、乾き、脱力感、脳圧の上昇、血圧の上昇、などなど…です。
ビタミンは身体に良いもの、という印象を持っていた人にとっては、ショッキングな事実なのではないでしょうか?
もちろん、これはあくまでも大量に摂取し過ぎてしまった場合の話ですので、適量を守って摂取するようにすれば、ビタミンは全て身体にとって良いものであり、必要不可欠な存在ですよ!
ミネラル過多になる
ビタミンと同様、ミネラルも身体にとって、必要不可欠な存在なのですが、これも、適量をオーバーして摂取してしまうと、大きな危険が伴います。たとえば、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅…などなど。
これらを過剰に摂取すると、吐き気、嘔吐、下痢、貧血、発汗、倦怠感、便秘、などが起こります。
これらは、まだ軽い方で、重たくなってくると、発熱、肝臓障害、腎機能不全、血管の石灰化、呼吸困難、昏睡…などの症状も起こってきますので、これは非常に恐ろしいことですよね!
通常の食事に加え、青汁を1日1〜3杯程度飲むだけであれば、このような症状は起こってきたりしませんが、たとえば、青汁に加え、さらにサプリメントで特定の栄養素を補っている、という人は、注意してください。
サプリメントを使うと、その栄養素だけが体内でグン…と、通常ではあり得ないくらいに高い状態となってしまうので、これには気をつけましょう。
まとめ
以上、こちらの記事では、青汁を「飲む量」について、その適量の話や、青汁を飲むことで引き起こされてしまう弊害、健康被害等に関する話題をお伝えさせてもらいました。
青汁は薬とは違うので、飲む量や飲むタイミングは、完全に購入者の自由となっていますが、それだけに、適量をオーバーして飲んでしまわないよう、充分、気をつけたいところです。
さすがに、呼吸困難や昏睡…といったような重大な症状がいきなり起きるということは、普通ならなさそうです。
その前に、下痢や腹痛といったような、症状がまず襲ってくるはずですので、必ずこの時点でストップをし、様子を見るようにしましょう。
異変を感じたら、無理して飲み続けたりせず、飲用を中止して、医師や薬剤師から指示をもらうようにしてくださいね。
もったいないからといって、意地で続きを飲もうとするなんて、本末転倒!身体に合わないと感じたら、思い切って捨てる勇気も必要ですよ!