この記事をチェックされている方が、青汁の持つ「利尿作用」について気になったのは、どうしてでしょうか?
青汁を飲み始めたことで、トイレが近くなり、困っているからでしょうか?あるいは、夜中にトイレに起きることが増えてしまい、お悩みだからでしょうか?それとも逆に、もっとおしっこを出した方がいいのではないか…と、気にされているからでしょうか?
青汁を飲むと、確かにトイレの回数は増えるかもしれません。それは、青汁に含まれている成分に「利尿作用」があるからです。
男性もそうですが、女性にとっては特に、トイレの回数が増える…というのは煩わしいことですから、そうであれば青汁の摂取を控えたい…なんて思ってしまった人もいるかもしれませんが、それはちょっと待った…!
トイレが近いということは、身体の中から毒素が排泄される、いわゆる「デトックス」が行われているということの証拠ですから、決してマイナスではないんですよ。
こちらの記事では、青汁を飲むことで利尿が促されるメカニズムや、そによって身体が得られるメリット等についてお伝えしていきます。
青汁の利尿作用で得られるメリットとは?
人間は、生まれた時からずっと、当たり前のように「おしっこ」をしてきていますよね。
口から取り入れた食品の中には、人体にとって不要なものも含まれていますし、生きていく上でのエネルギーを生み出す時には、同時に老廃物も生まれますので、これを体外へ排出するために、人間はおしっこをするのです。
おしっこをするためにはトイレへ行かなければいけませんし、そこでは服を脱いだり、着たり…、手を洗ったり、拭いたり…、女性にとっては特に、なにかと面倒な作業が伴ってきます。
生理現象なので、逆らうわけにはいきませんが、できることならトイレの回数って少ない方が便利…とか思ってしまいますよね?
ただ、おしっこは、身体から毒素を排除する、大切なデトックス作業なので、トイレが近い、おしっこが頻繁、という状態は、決して悪いことではないんですよ!
また、利尿作用のある青汁を飲んで、おしっこの回数が多くなると、身体の「むくみ」も自然と取れやすくなります。
むくみは女性の天敵!むくみがあると、身体に有害なだけでなく、見た目も何となく膨張してパンパンになるので、これはどうしても避けたいところでですよね。
青汁で利尿作用が促されるメカニズムについて
青汁には利尿作用がある、ということは先ほどからご説明している通りですが、では、具体的に青汁の中に含まれているどの成分が、人体に対して利尿を促しているのでしょうか?その答えはズバリ、「カリウム」です。
カリウムは、アルカリ金属元素の一つで、「K」という元素記号で表される物質です。
人間の体の中では、主に「細胞内液」中に存在していることが知られています。この細胞内液は、カリウムとナトリウムの「バランス」によって、正常な働きが保たれているんです。
カリウムが多過ぎてもダメ、ナトリウムが多過ぎてもダメで、お互いに相手が増え過ぎないように、日々チェックをしているというわけですね。
そして、ナトリウムが多過ぎると判断された場合には、カリウムがそれを排出しようとするわけです。こうして、いわゆる利尿が促されるというメカニズムが成立するんですね。
現代人はどうしても「ナトリウム」が過剰になりがちです。
なぜなら、ナトリウムの正体は、塩分ですからね。塩っからいもの、味の濃いものが好きだという人は、ドキッとしたのではないでしょうか?
元々、カリウムとナトリウムは、半々の状態が正常…というわけではなく、60kgの成人の場合は、体内にナトリウムは120g、カリウムは240g、存在しているのが普通です。
つまり、そもそもからして、カリウムの方を多めに摂取しなければいけないのに、この状態を守れていない人というのが、非常に増えてしまっているんです。
カリウムが多く含まれている食品は?
カリウムが多く含まれている食品といえば、バナナが有名です。
そのほかには、海藻類や、豆類、ケールやほうれん草なんかにも、カリウムは豊富に含まれています。ケールやほうれん草といえば、青汁に主成分として使用されることの多い野菜ですよね!
青汁には、豊富にカリウムが含まれている…だからこそ、青汁を飲むと利尿が促され、トイレが近くなるというわけです!
夜中のトイレでお困りだという人は…?
青汁を飲むことで、利尿作用が正常に得られていれば、それは人体的にとても良い状態であると言えますが、普通に生活を送る上では不便な場合もありますよね。
長時間、席を外せない人にとって、トイレのタイミングが頻繁にやってくるということは苦痛ですし、特に夜に尿意を催してしまうと、睡眠が妨げられてしまい、別の病気を引き起こしてしまう原因にもなりかねません。
夜中にトイレでいちいち起きるのが辛い…という人は、青汁を飲む「時間帯」を調整してみましょう。
夕飯の前後や、寝る直前に青汁を飲むと、どうしてもその数時間以内に効果が発揮されやすくなってしまいますので、これを控え、できるだけ「朝」に飲むようにしてみるといいかもしれませんよ!
青汁の効果はある程度持続しますから、100%このやり方で、夜中のトイレがなくなる…!と言い切れるかどうかは微妙ですが、悩みが軽減される可能性はありますので、試してみてください。
カリウムを摂取してはいけない人がいる!?
青汁に含まれているカリウムで利尿作用を得ると、普通の人にとってはメリットがあるのですが、ある人にとっては、カリウムはとても危険な成分となりますので気をつけましょう。
その人とは、腎臓に障害を抱えている人です。
腎臓の機能に異常があると、体内のカリウムを適切に排出することができず「高カリウム血症」という病気を招いてしまう危険がありますので、これには充分に気をつけてくださいね!
まとめ
こちらの記事では、青汁の利尿作用について、そのメリットやメカニズムについて解説させてもらいました。
おしっこが頻繁に出る、トイレが近い…というと、どうしてもマイナスイメージの方が先行してしまいがちです。
しかし、毒素を排泄し、むくみが解消できるという意味において、利尿作用があるというのは良いことですので、積極的に青汁を飲んで、どんどんおしっこを出しましょう!